映画 しあわせのパン
2012年 02月 06日きょうは、予定していたお仕事が延期に。
すごく気になっていた映画を見に行くことに。
北海道の月浦というところが舞台の原田知世さん、大泉洋さん主演のしあわせのパン。
日常のなかにある何気ない幸せのありがたさに気づかせてくれる・・・そんな映画でした。
映像、キャスト、料理、衣装、脚本・・・すべてが素敵だったのですが、その中でもとくに印象に
残ったのが、仕事をすて、ここ月浦でカフェをしながら暮らすことを決意した理由。
「好きな場所で、好きな人と、好きな仕事」をするような暮らしがしたかっただけとさらっと語っていますが
そんなに簡単で単純なものではないと思いました。やっぱり都会を離れての暮らしは
不便もあるだろし、憧れだけでは続かないのも現実だと思うのですが、
映画の中では、ひとりではできない事もふたりなら出来る。誰かといることで、
喜びも悲しみも分け合いながら生きていくことは素敵なことなんだなぁと思わせて
くれます。その中にいつもしあわせのパンが登場するのです。パンを分け合って食べるシーンが
いくつも登場します。もう一つ、この映画の中では月が一貫してモチーフになっています。
月の満ち欠けが、人生いいこともあれば、思うようにいかないこともたくさんあることとかさなります。
パンフレットはほとんど買わない私ですが、あまりに素敵だったので、
つい買ってしまったのですが、その中で原田知世さんがご自身の“しあわせ”の条件について、
こんな事を語っていらっしゃいます。まわりに自分の大切な人たちがいてくれること。
うれしいことがあれば「伝えたい」と思うし、おいしいものを食べると「今度あの人を連れて来て
あげよう」と思う。常に自分ひとりでは終わらなくて、気がつけば誰かのことを考えている
ことが多い。そのことに最近気が付きました。という一文。いいことがあれば、まわりにいる大切な
人たちと分かち合いたいという素直な気持ちなんだと思いますが、これって、誰にでもある日常の中の
ことですよね。幸せって、みわたせばまわりにいっぱいころがっているんだなぁと思いました。
普段は見過ごしていて、そのことを幸せと感じないだけだったりするのかもしれませんね。
観終わった後に、日々の生活の中のちょっとした疲れがふっととれるような・・・そんな映画でしたよ。
もう一度、見に行こうかな。皆さんにも是非、私と同じ感動を味わっていただきたいです(^^♪
それでは、おやすみなさい☆